有機農法の認知を広げるため、収穫イベントを開催したり、地元の飲食店と協力して食イベントを開催しています。また名古屋市内のレストランでは一般の方向けに私たちの野菜を使ったディナーイベントをはじめ、様々なイベントを定期的に開催しています。
サツマイモ掘り・スナップエンドウ種まき
(2016年11月5日)
大人も子どもも集まって、泥だらけになりながら芋掘りをしました。土の中にいる虫などを観察して大人も童心にかえって子どもたちと一緒に楽しんでおられました。初対面の参加者さん同士でしたが、自然に触れると共に徐々に打ち解け、家族同士の交流も深まり楽しい時間になりました。
お昼は農園から自家製豚汁を皆さんに味わってもらいました。各々持ち寄ったお弁当を青空の下で食べられる喜びを感じていただけたと思います。また、翌年4月の収穫に向けて自家採種したスナップエンドウの種を参加者皆さんで蒔きました。種まきが初めてのお子様もいらっしゃり、種まき体験がよほど新鮮だったのか、とても自主的に楽しんで参加してくださいました。
こうした農業体験を通して、忙しい日常ではなかなか触れられることのできない自然に触れて大人は童心にかえり、子どもは好奇心やチャレンジする意欲を更に感じていただけたのではないでしょうか。また、食べ物がどのようにして作られているのか?など、野菜収穫や種まきを通して今まで以上に農業を近くに感じてもらえる体験会になりました。
散歩&石釜ピザ会
にんにくの芽収穫体験
(2017年4月15日)
丁度桜が満開を迎えた時期に開催しました。農園近くのお寺の桜まで参加者と一緒に散歩をしながらお花見に行ってきました。名古屋などの都会では花見と言えば人が大勢いて、ともすれば『人見』になってしまったりしますが美浜町の花見は人も少なく、ただただ桜をじっくりを見て歩けるのでより桜の美しさを実感していただけたと思います。
散歩の後は、手作り石釜ピザ、農園のお野菜をたっぷり使った豚汁でランチタイム。一時雨が降ってくることもありましたが、なんとかお天気も味方になってくれて空の下で昼食を楽しんでいただけました。
午後はにんにくの芽の収穫体験をしてもらいました。国産のにんにくの芽はほぼ出回っていないので貴重な一品。皆さんにんにくの芽がどこから生えてくるのか、観察できたのは初めての様でした。スポッと抜けた瞬間の爽快感を味わいたくて子どもたちは一生懸命にんにくの芽を探索していました。
収穫体験としては多くの時間をとれませんでしたが、人混みを離れ、自然の中にいるとゲーム機や遊園地のようなアトラクションが無かったとしても、虫や生き物を観察したり、景色を見たり、力一杯走ったりしてとっても楽しく過ごしていました。
スナップエンドウとにんにくの芽収穫体験
石釜ピザ付き
(2017年4月15日)
スナップエンドウの収穫では、摘みたてのスナップエンドウを生のままで食してもらい、感動の甘みを味わってもらいました。それから、どれくらいの大きさ(膨らみ具合)が採り頃なのか?を伝えて、収穫体験をしてもらいました。参加したお子様はまるでお菓子をポリポリ食べるかのように収穫したスナップエンドウを次から次へと頬張り、お母さんに止められているほどでした。子どもは味がよくわかるのかもしれません。美味しいお野菜はやはり食べてくれます。繊細な野菜なので優しく収穫することをアドバイスさせていただきました。野菜の扱い方を通して、より一層優しい心を育んでもらえたら嬉しいです。
それから、にんにくの芽収穫体験では、やはり、スポッと抜けた時の爽快感がたまらなく、収穫にやみつきになる方もいらっしゃいました。この野菜は生では食べられないことを伝えると皆さん残念そうにしていました。(笑)
よほどスナップエンドウの甘みに衝撃があったのでしょう。収穫を終えてから石釜まで散歩をして、野草を観察しながら、農道を歩く姿にはなんとも言えない穏やかさ、幸せを感じて思わずシャッターをきってしまいました。体験した後の石釜ピザは格別に美味しく、参加者さまとの談笑も和やかでとても楽しいひと時でした。
スナップエンドウ・ニンニクの収穫、
ピーマンの植え付けピザ付き
(2107年5月21日)
スナップエンドウの収穫では、摘みたてのスナップエンドウを生のままで食してもらい、感動の甘みを味わってもらいました。それから、どれくらいの大きさ(膨らみ具合)が採り頃なのか?を伝えて、収穫体験をしてもらいました。
ぷくぷくに太った実がたくさんあったので、どんどん収穫できました。参加者さんは摘むごとにベストタイミングで収穫できるまでの目を養っておられました。みんな真剣&笑顔です。ニンニクの収穫では、結構な力を込めて引っこ抜くという体験をしていただき、ニンニクが約8ヶ月土の中で育ってきたお話などをしながら大事に育ってきたことをみんなで味わいました。
さらに、夏野菜のピーマンの苗を植える体験もしてもらい、土の温かさやふかふかな感触を実感してもらい、無事育つように思いを込めて植え付けをしました。お決まりの石釜ピザでは思い思いにピザをトッピングして、同じ具材なのにトッピングの仕方が人それぞれ異なり、『性格が表れるね〜』なんて談笑しあいながら青空の下で頂きました。
寒い冬を越えて暖かくなってきた頃、それまでの美浜町の景色から一変します。桜、たんぽぽ、菜の花、菊の花等あたりを見渡せばお花が沢山咲いていて、山々の緑もどんどん深まり、彩鮮やかな景色になります。ウグイス達が鳴き声の練習を一斉に始め、カモは水が張られる田んぼに入りスイスイ泳ぎながら食事をし、キジは畑を走り子育てに奮闘しています。冬眠から目覚めた亀が川辺の岩に身を寄せて日向ぼっこをしていたり、花にはミツバチや蝶、てんとう虫やカエルなど生き物の活動も活発になってきます。農作業を通して、自然の変化を目の前に、「春がきた」と温かな気持ちになります。
田んぼには順調に生き生きと育ってきた稲の苗が景色をより一層鮮やかにしてくれます。風と共にユラユラ揺れる稲を見ながら、畑仕事のひと休み・・・。とはいえ、暑さはとても厳しいので、夏は日の出と共に畑へ、昼間は休み、夕暮れ時に農作業再開です。海も近いので海水浴やBBQなどを楽しみに週末や夏休みは各地の観光客で賑わっています。
視界を遮るものがない畑から見える、雄大な夕日を眺めながら1日の終わりを迎える時、達成感や安堵感で心が満たされます。
日中の暑さは残りながらも、晩はスズムシたちの声でより一層爽涼感が増し、段々と過ごしやすくなってきます。見渡す限りに広がる田んぼに光る稲穂が、穂を揺らしまるで労ってくれているかのようで、ホンの少し夏の疲れが和らぎます。一方で農家の仕事はまだまだ大忙し。収穫や冬野菜の準備などがあります。紅葉する木々を眺めながら、近づく冬に備えた野菜のお世話が始まります。
寒さは厳しくなるけれど、わりと暖かい地域なので冬野菜は適度に甘みがあって、根菜類には自信があります。